今日は神戸伊川教会の永眠者記念礼拝です。墓地を共有する4教会合同の礼拝とは別に私たちの教会単独の礼拝が始まったのは先代牧師の時代でした。

 舞子墓園に納骨されている永眠者だけでなく伊川教会に所縁の方々をも覚えて礼拝する時を持つということには大きな意味があると思います。神さまが地上で縁を結んで下さった人たちや血縁の人たちがひとりでも多くイエスさまと出会ってほしいと願うのはキリスト者にとって当然の心情。亡き人を偲び思い出に浸るだけでなく、

み言葉、死んだ者にも福音が告げ知らされたのは、彼らが人間の見方からすれば肉において裁かれて死んだようでも、神との関係で霊において生きるようになるためなのです。1ペトロ4:6

を信じて積極的に天上での再会に希望を繋ぐのがキリスト教会の永眠者記念礼拝です。

 今朝はルカの福音書の中の奇跡の物語を読みます。一人息子を亡くして嘆くやもめの母親を憐れまれたイエスさまが、その子を甦らせて母親の手に戻された、というお話です。

 その男性もやがては時が来て死んだでしょう。しかし「死と生の体験」はしかし彼にとっても周辺の人々にとってもその後の人生を大きく変えたと思われます。

 死を超えていくイエスさまのみ業を体験しまた目撃したことで、人生観が変わった。人は肉体の死ですべてが終わるのではないことを知った。そして天の国に向かう新しい歩みをこの世において始めただろうと思うのです。

 私たちキリスト者もこの男性と同じ道を歩む者たちなのです。皆さんはその自覚を持っていますか。