【It was so foggy morning】
先週の水曜日に十分すぎるほどの雨が降り、翌朝は濃い霧が一面に立ち込めていました。太陽は目の高さにまで昇っているのに光が霧を貫けずに輪郭だけが中空にぼんやり。私は霧でも雪でも霰でも雨でも、とにかく水分たっぷりの気象現象が好みなのです。
いつもの通勤路、上り坂にさしかかると少し先はもう霧で先が見えない。この不穏な雰囲気に思わずゾクゾク←喜びの表現。 折しもラジオから流れて来るこの朝の古楽は、クラウディオ・モンテヴェルディの「聖母マリアのための挽歌」から。「セラフィムが詠い交わす」との解説に新約にも(奴らは)登場するのねと突っ込みを入れつつ、完全に聖書の世界を駆け抜けているつもり。
こんな朝は通勤時間が短い(通常25分程度)のがとても残念です。せめて1曲が終わるまでと教会の周辺をゆるゆる廻って到着。こんな霧日和は年に2,3日しかないのです。ご存じでした?