せっきょう・まえせつ

サウルの最期         サムエル記上28章―31章
  サムエル記上巻の最後です。前回の24章で、サウルとダビデは感動の和解を果たしたかに見えましたが、それ程人の心は柔軟ではなく、逃げる者と追う者との関係はその後も続いたのでした。ダビデには相変わらず枕する所がなく、サウルにも心から安らげる環境はありません。奸智に長けるダビデはイスラエルの宿敵の王の許に身を寄せ、信頼を得ていきます。しかし心は穏やかではありません。ダビデは心までペリシテに売り渡してはいない。それどころか、イスラエルのために暗躍するのです。そんなギリギリのダビデに、神さまは助けの手を延べられ、同族を敵に回して戦うことから逃れさせられます。  方やサウルは、サムエルが死んだことでますます動揺し、どんなに求めても神が答えられないことに耐えかねて、ついに口寄せの女にサムエルを呼び出してもらいます。わたしの為すべきことを教えてくださいと頼むサウルに、サムエルの亡霊が答えたことは、サウルと息子たちの死、そしてイスラエルがペリシテに滅ぼされるという預言でした。サウルは最後の力を振り絞って自らペリシテの兵士と戦い、深手を負ってしまいます。サウルは遂に自ら剣の上に倒れ伏して死んでしまいます…。

 

・一日一章

レビ記 5章-11章
地上のあらゆる動物のうちで、あなたたちが食べてよい生き物は…、
レビ記の11から15章までは、清浄規定、すなわち穢れについての
律法が事細かに述べられています。現代の生活に適応出来ない規定も差
別的な規定もありますがここから学ぶべきは神の前に立つ時の心備えで
す。心はもちろん言動も身なりも整え謹んで礼拝に臨みたいものです。

 

・みずべ

 女性連合2017年度総会に出席して来ました。『世の光』の購読が女性連合の働きのかなりの部分を支えていることに注目が集まり、1教会が1冊購読を増やそう、男性会員や男性牧師に購読を勧めよう、との意見が出されました。『世の光』を読むことで、連盟の世界伝道の働きが見えて来ます。諸教会、女性会との繋がりを実感し、勇気づけられます。『世の光』も「聖書教育」も「バプテスト」誌も、購読によって私たちが主体的に加盟する連盟や女性連合を支えることになるのです。