せっきょう・まえせつ

「流浪のダビデ」サムエル記上24章1節–16節
「神はあなたを退けられた。」預言者サムエルから宣告を受けたサウルの心は乱れ
ます。方やダビデの人気は上昇の一途。息子も娘もダビデに与し家臣たちもどこか
自分に冷たい…。孤独と不安とダビデへの妬み。それはやがて憎しみへ、殺意へと
変わり、サウルは執拗にダビデを追い回し始めます。パレスチナの山地や荒れ野を
逃げ回るダビデ。サウルの裏をかこうと奇抜な逃避行を続けるダビデの周囲に悲劇
が続発。神はダビデをも捨てられたのでしょうか…。とうとうエン・ゲディの洞穴
において両者は鉢合わせします。無防備なサウルを前に血気に逸る部下。しかしダ
ビデは手を下そうとはしません。「主が油注がれた方に私が手をかけることを、主
は決して許されない。」ダビデは主の主権に絶対的に服従する真の信仰者なのです。
自分が命を狙っている相手から命を救われたサウルはいたく感激し「声をあげて泣
いた」と書かれています。でもこれで両者の和解が成ったわけではありませんでし
た。サウルの追跡は止まず、ダビデの流浪の旅は続きます。信仰の世界と義理人情
の世界、住む世界の違う二人に本当の和解と平和は訪れるのでしょうか…。

 

・一日一章

出エジプト記 31章–37章(34:9)
 「主よ・・・確かにかたくなな民ですがわたしたちの罪と過ちを赦し、
 わたしたちをあなたの嗣業として受け入れてください。」
民が、アロンに造らせた金の偶像を礼拝したために神は怒りを発せられ、
かたくなな民を滅ぼし尽くすと宣告されます。必死に取り成すモーセ。そ
の姿が私たちの罪を日々取り成し続けて下さるイエスさまに重なります。