老人らしさ

 「~らしさ」いう言葉は私の中ではとっくに死語ですが、最近考えさせられることがあります。

 3月に誤って(笑)ウィッグを外して以来数か月が経ちますが自分で自分の姿が見えないために髪が白いという意識がありません。

 先日の朝いつものように教会へ向かう途中、所定のゴミステーションで車を停めて烏除けのネットを捲り上げていたら向こうから「爺さん」がやって来るのが見えたのでネットを上げたままその人がゴミを捨てるまで待ってネットを掛け、赤い車に戻りました。するとその爺さん、わざわざ立ち止まってマジマジと私を見るのです。そう!爺さんより断然私の方が髪が白いのです。「婆さん」に手を貸されて気分を害したのでしょう。

 公共交通機関でも高齢者が立っていると席を譲りたがる私。しかし譲られる方は困惑気味…でしょうね~。老人らしさ、という言葉が頭の中にチラつく今日この頃。

白髪は輝く冠、神に従う道に見いだされる。箴言16:31