イエスさまは、辛いこの世の人生をそれでも生きていく価値があること、その根拠と
なる、原動力となる「神の国」を人々に教えるためにこの世に人として生まれて来て
下さいました。「種を蒔く人」の譬えは、イエスさまのこの地上での働きを物語るも
のです。すなわち種蒔く人とはイエスさまであり、種とはみ言葉です。種は土に蒔か
れるべきもの、み言葉は人の心に蒔かれるべきもの、土地とは人の心なのです。今度
は土地に蒔かれた種がどうなったかを見て見ます。道端に落ちた種は、踏み固められ
た土に根を張ることが出来ずに枯れてしまいました。土の浅い石地に落ちた種は、根
を出してもすぐに石に突き当たり、枯れてしまいました。そして茨の中に落ちた種は
強い茨に負けて枯れてしまいました。つまり頑なな人の心も、忍耐力のない人の心も
誘惑に負けやすい人の心も、種を育むことが出来ず、従って実を結ばせることも出来
なかったのでした。さてイエスさまは最後にこう仰ったのです。良い土地に蒔かれた
ものとは、御言葉を聞いて受け入れる人たちであり、ある者は30倍ある者は60倍、あ
る者は100倍の実を結ぶ。(20節)これを聞く私たちも祝福されています。