新年が明けました。2023年も神さまを礼拝することから始めて参りましょう。

 今日から3月末までの3か月間は創世記を読みます。今朝は1章3節、神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。を中心に“光”について聖書から聞いていきます。

 テキストは19節までなので第二の日から第四の日までの「大空と水」「海と陸、そこに生じる草木」「月星太陽と季節」の創造についてはほとんど触れることが出来ませんので少し解説を致します。

 2日目に神さまは大空を造りそれを「天」と呼ばれました。人にとって大空と天とは同じではありません。飛行機に乗って大空を飛ぶことやロケットに乗って宇宙に行くことは出来ても天に到達することは永遠に不可能です。神さまは人が達し得ないところを造ることで人に分を弁えること、人が有限の存在であることを教えようとされるのでしょう。

 3日目に神さまは「地」を造られました。水が一つ所に集められたので乾いた所が現れた。水の集まりが「海」、乾いた所が「陸」です。そして乾いた「陸」にやがて造られる動物や最後に造られる人が住むのです。

 そのために神さまは陸の上に草花と樹木を造られました。「種を持つ」と言う言葉が印象的です。草木が増え広がり繁茂する必要があるからです。何故ならそれが動物や人の食料になるから。動物も人も増え広がることを神さまは望んでおられるのです。

 4日目に神さまは「天体」を造られました。古の詩人は夜空を見て感動し詩編8編を謳いました。人の子は何者なのでしょう/あなたが顧みてくださるとは。と。