年末にキリストの誕生をみんなでお祝いして、その余韻に浸る間もなく年明け早々に、天に召されること、つまり人の死について語ることに違和感があるかと思いますが、人として避けることのできない出来事を、キリストの十字架を通して共に考えていく時を持ちたいと考えました。キリストの存命中、数々の奇跡を起こし、神の子としての言葉や行動を私たちは聖書を通じて学んでいます。
今日はキリストが十字架にかけられた状況と、それを取り巻く人たちの行動、思いをルカの福音書を通じて少し掘り下げた考えをお話しする機会を持ちたいと思います。
特にアリマタヤのヨセフは、キリストの亡骸を十字架から降ろし、亡骸を手厚く、丁寧に扱った行動を通じて、彼が将来熱心なクリスチャンとして生きていく姿を感じ取ることができます。
キリストは人として十字架にかけられ、人としての命をなくされた後、その教えは12人の弟子をはじめ、数々の使徒たちが世界に広めることとなりました。イエスは人としての命をなくされた後、復活して私たちの中で生き続けておられます。