イザヤ書から
聖書日課でイザヤ書を読み始めて早や6週間が経ちました。一人で読んでいると大預言書の長さに閉口しますが祈祷会速度はさすがに軽快です。
先週の祈祷会では43章を読みました。暗い世界情勢の中ででも「あなたは私のもの(1c)」「私の目にあなたは価高く貴い(4)」との神さまの言葉に心を溶かされる人は決して少なくないと思います。愛されている実感がないから、見つめられている視線に気づけなくて、世界が墨色に見えてしまうのでしょう。
「見よ、新しいことを私は行う。今や、それは芽生えている(14ab)」
希望があれば人は生きていけます。神さまは既にこの世界に墨色に負けない美しい色を注ぎ始めておられる。14節からそんな神さまからのメッセージを頂きました。
ちょっと視点を変えてこの世界を、混沌を見直してみたい。何が見えてくるでしょうか。聖書の逆接の接続詞に大いに期待しているところです。