一日一章(教会スケジュールとは異なります)で先週の初めにホセア書11章を読みました。ホセアという預言者は、アッシリアがサマリアを占領した頃に北王国で活躍した人と言われます。最初の3章で預言者は、自分の妻の不貞をイスラエルの偶像礼拝に重ね、そのような者をなお赦そうとなさる神の痛みと愛を語って改悛を促そうとします。自分自身に強い痛みを覚えながら。
11章は「神がどんなにイスラエルを慈しんで育てられたか」「しかしイスラエルは神に背きその愛を裏切った」「そんなイスラエルを神は諦めず改心を信じて赦そうとされる」これらのことが神ご自身の激白として書かれていて圧巻です。
旧約の神は裁く神、恵みと呪いを天秤にかける神、といった印象が強いのですがホセアの描く神は実に愛の神さまです。この神を裏切る民。夫ホセアを裏切る妻ゴメル。物語の結末や如何に・・・。