「箴言」を読む
定例祈祷会では５ヶ月間に亘る詩篇の学びを終えて「箴言」に入りました。知恵において並ぶ者なしと言われたソロモン王の言葉と言われますが、全部がそうではありません。編集者自らがしたためたものや異邦の王や異邦人が書いたもの、誰の言葉か全く分からないものまであるようです。

「主を畏れることは知恵の初め」これが箴言の主題です。人の知恵にも色々と有益なものはあるけれど、無限の知恵の源である神を畏れ敬い、その教えに従えば必ずよい人生を歩めるのだと教えています。

面白いのは、しばしば知恵を人格化して「知恵が（人に）呼ばわる」というような表現を用いていることです。神の知恵が友達だと安心だし便利だし、横道に逸れそうな時には戒め糺してくれそうで有り難いし。
でも…。

「箴」は鍼（はり）のこと。人生のツボに鍼を打つというイメージなのでしょうね。凝りきった首や肩に効く箴言ってないものかしら…。