明けの明星
水蒸気が少なく空気の澄んだ冬の夜明け前は本当にきれいです。特に午前5時から6時ごろ東の空にひときわ輝く大きな星にはついつい見入ってしまいます。あとで手足が凍って氷みたいになっているのに気づいて慌てますが(困)。
この星は金星。明けの明星ともいいます。英語でビーナス(Venus)。ギリシア神話の美と愛の女神に由来する、とも、ローマ神話の菜園の女神に由来する、とも言われます。またキリスト教国で金星はモーニング・スター。イエス・キリストを指すと言われます。夜明けを導くから。暗闇を引き裂いて光を連れて来るから。どれもドラマチックでロマンチックな解釈です。
そしてキリスト者は、暗やみの中に歩んでいた民は大いなる光を見た。暗黒の地に住んでいた人々の上に光が照った。イザヤ9章2節(口語訳)を思い浮かべるでしょうね。クリスマスとセットで慌ただしさもやって来てしまうのがちょっと惜しい!ですが。