クリスマスの佳き日を迎えることが出来て神さまに感謝します。
過ぎた待降節の一日一日をどのようにお過ごしになりましたか。とても多忙で煩雑ながらも日々、詩編から感動と力を頂き、心身共に皆さんのお祈りに支えられて健やかに過ごすことができて私は本当に感謝しています。執事会から条件をつけられた説教執筆には泣かされましたけれど…。
今朝のテキストは、イエスさまお誕生の場面、世界で最初のクリスマスの物語です。♪世界で初めのクリスマスはユダヤの田舎のベツレヘム ♪誰にも知られず家畜小屋でマリアとヨセフの二人だけ 小学科でクリスマスには必ず歌った歌です。クリスチャンになるまで、クリスマスはお祭り、お楽しみでしたから初めてこの歌を聞いた時は驚きました。神の子は宮殿にお生まれになったのではない。白馬に跨がって颯爽と天から降りて来られたのではない。名もなく貧しくまだ若いマリアとヨセフ。この二人に、神さまは赤ん坊のイエスさまを託されたのでした。彼らには想像もつかないような困難や試練が待ち構えていました。産み月を迎えたマリアを連れて、ヨセフは住民登録のために旅をしなければならなくなったのです。しかしこれ神さまの取り計らいでした。預言の書には、神の子はベツレヘムで生まれると書かれてあったのです。ナザレに住んでいた彼らは、皇帝の勅令が出なかったら約束の地に行くことはなく、マリアが飼い葉桶の中に生まれたての赤ん坊を寝かせることもなかったでしょう。神さまのお守りの中でマリアとヨセフの信仰を通して旧約聖書の預言が確実に成就していったのでした。神の子の誕生のニュースを世界で最初に聞いたのは羊飼いたちでした。ここにも神さまの愛のお計らいがあったのです。