毎月の名前

 来週は早くも6月。半世紀ほど前までは6月1日は「衣替え」の日でした。学校の制服をはじめ通勤のサラリーマンの服装なども夏用に替わったものでした。ところで6月は陰暦では「水無月」。「無」は「の」の意味で水の月。田圃に水を引くことに因んでこう呼ばれるようになったとあります。

 陰暦(旧暦)は月の満ち欠けをもとにした暦(こよみ)で明治初期まで使われていたとか。月が見えない朔日(さくじつ/ほぼ新月)から次の朔日の前日までが1か月でした。太陽暦が1年/365日+αであるのに対して太陰暦は1年/354日+α 。19年に7回「閏月」(うるうづき)があったのだそうです。ほぼ3年に1度は同じ月が2回やって来た。その年は1年13か月だった訳で。…何だかついていけてませんが。

 でも面倒な陰暦にもよいところは有る訳で。月々の名前が素敵ではありませんか!私の誕生月の10月は上記の理屈から言えば「神の月」です。この月に全国の神々が出雲に集まるので他の土地は「神が無い月」だと聞いたことがありますがそういう説もあるのだそうです。面白いですネ!