【ヨシュア記を読む】
4月の後半から1日1章は「ヨシュア記」に入りました。モーセの後継者として神さまから選ばれたヨシュアの使命は、イスラエルを乳と密の流れる約束の地に導き入れて部族ごとに定住させることでした。しかし温暖で肥沃なパレスチナの全域には当然ながら先住民がありました。
ヨシュア記を読み進むにつれて「彼らを滅ぼし尽くせ」という神さまのご命令に疑問を抱かずにおれなくなります。一足飛びに「先住民」を「自らの内側に救う罪や悪しき感情」に置き換えて安直に納得するのが良いとは思いませんが、先ずはシンプルに「私を信仰から引き離そうとする誘惑との戦い」と捉え、主にどこまで信頼し委ねて自分を手放していけるか、私は何に勝利したいと願っているのか、心の底の「本音」と向き合ってみてください。自らの正義感の稚拙さに気づくなら、ヨシュア記の魅力は倍加すること請け合いです。