【すべての人を照すまことの光があって、世にきた。(口語訳)】
この言葉がひとしお胸に沁みる今年の待降節です。コロナ危機がズシンと重くのしかかる日々。身体だけでなく心にも霊にも挑みかかってくるコロナサタンと戦い続ける皆さん、本当にお疲れ様です。
目下受講している組織神学の講師は「人間が他の被造物の領域を犯したことがコロナ危機を招いた」という意味のことをよく語られます。まず悔い改めるべきは人間なのだと。そうかも知れない…と後ろめたさを感じます。日々の小さな悔い改めも大事だけれど、回り回って地球環境に影響を与えているかも知れない私の生活。それを根本的に見直す必要がありそうです。
二千年の昔、この世界に到来した真の光。それは神さまから人類への方向転換の示唆だったのでしょうか。悔い改めにも方向転換にも痛みが伴います。待降節が毎年巡り来るのはただ暦によるばかりなのではなく、自分の中に真の光を受け入れる覚悟を毎年新たにするため、なのかも知れません。