夏休み感謝、ご加祷感謝
早めの夏休みを頂いてヨーロッパの3都市を巡って来ました。今回初めて訪れたバルセロナではサグラダファミリアを観覧、想像以上に圧倒されました。
動機は数年前NHKラジオで紹介されたサグラダファミリアの聖堂彫刻家外尾悦郎さんの著書「時の中の自分」を読んだことに遡ります。この聖堂は定礎が据えられてもうすぐ150年、未だ養生幕が部分を覆い巨大クレーンが如何にも工事現場然の雰囲気を醸し出しており完成部分さえも何もかもが「何で??」の世界。でも心が休まるし美しさに感動感動。何でも入場料が一定額プールできたらその分の工事を行う、という方法で建て続けているのだとか。150年の工事を容認している町の寛大さにも感動します。
外尾さんの本も「時」がテーマですがその理由がちょっと分かった気がしました。バルセロナはキリスト教徒の多い町。命がこの世で終わらない信仰を持つ人々が多いのです。だから生前の完成に拘る気持ちが薄いのでしょうね。この世にある間は出来る協力を惜しまずこの世を去った後は後進に委ねて空から高見の見物…何て素敵な信仰でしょう!!!