今回、この信徒の証しをさせていただくことが決定した時、去年の春にこのご奉仕をトップバッターで担当した私の妹の証しを思い出しました。その証しの中で自分のことを「犬」に例えていました。興味のある方向へわき目も振らず一直線にかけていく、神様の長いリードに繋がれた、ワンちゃんのようだと。非常に言いえて妙だなと感心したことを覚えています。

 それでは、私は何だろう?と考えてみたところ、「猫」だなと思い至りました。世界を自由に旅する野良猫ではなくお家の中で飼われている、ねこちゃんです。飼い主(神様)が見守ってくださっていると確信できる、絶対安全なおうちの中でだけ(横目で飼い主の存在を確認しながら)我が物顔で、自由気ままにふるまう猫。おなかがすいたとき(苦しいとき)、遊んでほしいとき(助けがほしい)だけ飼い主へすり寄る、本当に自分勝手な猫です。(猫を飼ったことがないため完全にイメージ先行で申し訳ありません。ちなみに私は猫アレルギーではありますが猫は大好きです)

 今は、自分の機嫌次第で飼い主に爪を立てたり、差し伸べられた手を無視したりと、本当にかわいくない猫ですが、安全なおうち(神様の御手)の中から迷い出ることなく、病気(不信仰)をせず、命の尽きるその瞬間まで飼い主を全身全霊で信頼し、お隣で小さく体を丸めて(謙虚に)身をゆだねることのできる、しなやかで気高い猫になりたいな、と思います。