民数記のメッセージ、本日で終了
私的な感想を。初めて民数記を読んだ時とても感動したのが24章5節でした。いかに良いことか/ヤコブよ、あなたの天幕は/イスラエルよ、あなたの住む所は。
「この言葉はバラムが目を凝らしてイスラエルが部族ごとに宿営しているのを見渡した時の託宣である」との説明が24章2節に書かれています。異邦人占い師の目に映ったのは遠景遠くから見たイスラエルでした。
5節を読んで私はキリスト教会を思ったのです。教会も罪人の集まりである以上、問題や課題が日々湧いて来ます。教会員同士の確執や争いもある。パウロが第二コリントで言っている通りなのです。彼は自らが体験した苦難困難を並べたあとに、その上に日々私に迫るやっかい事、あらゆる教会についての心配事があります。と言っています。
教会が活き活きと生きているからこその厄介事心配事なのです。これが教会の現実。でもぐーっと視点を引いてその群れを眺める時、それは世間の人たちの目には「良い」と映るのでしょう。そしてそれは決して虚像ではなく、真実の姿だと私は思います。主に在って生きている私たちはたとえ悲惨な現実を抱えていたとしても「体・心・魂」は健全。頂いた命を喜んで生きているからです。