聖書日課(祈祷会の学び)は詩篇に入りました

 14日の祈祷会で話したことですが、聖書を読む上で覚えておいて良い事かと思いますので「みずべ」に書きます。

 聖書66巻は様々に分類されますが、上下または水平「どちらに向かっているか」という分類は珍しいのではないかと思います。聖書66巻は実はほとんどが上から下へつまり天から地へと向かっています。旧約の律法(モーセ五書)、預言書は言うに及ばず諸書もそうです。

 新約は福音書、書簡、預言書(黙示録)がほぼ天から地へ向かいます。使徒書は敢えて言うなら水平すなわち人から人へでしょうか。

 66巻の中で唯一下から上に向かうのが「詩篇」です。150篇全てが神に向かう人の言葉《祈り、嘆き、繰り言、怒り、悔い改め、賛美、感謝、歓喜…》なのです。イスラエルは詩篇にメロディをつけて歌いつつ巡礼の旅にでかけました。現代の信仰者は心の思いを詩篇に重ねて祈ります。詩篇に親しみましょう!