今日は棕櫚の主日。イエスさまがロバの子に乗ってエルサレムに入城された時人々が木の枝(これが棕櫚だったと言われます)や自分の上着を道に敷いて歓迎したことから、そう呼ばれるようになりました。因みに現在もこの日に棕櫚の枝を飾る習慣を大切にする教派があり、その棕櫚を次の年まで保存しておいてレントの初日に燃やしその灰を額に付けて悔い改めを現すのだそう。
今日から受難週が始まります。イエスさまの十字架への歩みを日々思いその痛みと苦しみを覚えて悔い改めの祈りを献げつつ身を慎んで過ごす1週間です。次の主日には主のご復活を祝う喜びが待っていることを知りつつも十字架刑へと向かうこの1週間はやはり重く苦しいもの。でもイエスさまの十字架のお苦しみは他ならぬこの「私」のため、その迫りに涙しながら歩むことなくしてイースターの本当の喜びを味わうことはあり得ません。