11月は24節気でいうと立冬と小雪。この節気をそれぞれさらに3つに分けて季節の移ろいを表現したのが72候なのだそう。
10月下旬に生まれたからか晩秋から初冬にかけての時期になると、日本に美しい四季を与えてくださった神さまに感謝せずにはいられなくなります。待降節と主のご降誕という西洋の祝祭も同時に味わえるクリスチャンには喜びと楽しさが満載!
さて72候でいうと11月27日からの5日間は「朔風葉を払う」。北風が木の葉を払う様子、と書物にありました。確かに冷たい風が立つと不穏な葉擦れと共に枯れ葉が驚くほど舞い散り、道路の表面を乾いた音を立てて走り回ります。まるで意志を持っているみたいで思わず笑えます。いつもに増して机に張り付いたここ数ヶ月。時折この軟禁状態を抜け出しては庭や道を掃き掃除。それだけでも「人」に戻れた気がします。