訃報に寄せて

 先週2通の訃報を受信しました。連盟事務所からは、教役者、引退教役者、教役者の配偶者、生前連盟との関りが深かった信徒、の方々の訃報が届きます。先週受理した訃報はいずれも信徒であった方々のもので、しかも私の知人だったので、沈痛な思いで1週間を過ごしたことでした。お二人共に長い付き合いではありませんでしたが心がつながっていた親しい友たちであったのです。

 お一人は連盟関係の集会からの岐路新幹線でご一緒した女性で、その後顔を合せる度に「そのうちゆっくり話そう」と言葉を交わし合いオンラインで見かけては名前を呼び合ったものの、結局十分な語り合いは天国での「保留案件」となったワケ。

 もうお一人は昔々、全国教育研修会で同じグループだった方でした。時を経て私が牧師になる前年、連盟発行の小冊子の執筆者会で再会。開口一番教育研修会のことを言われたのには驚きましたがかく言う私も覚えていました。きっと神さまのお駄賃だったのでしょう。

 お二人を思い出しながら出会いとは不思議なものだとしみじみ思いました。出会いが神さまの出来事であるからこそ顔と顔を合せた時間の長さと信頼関係は比例しない。お二人が証明してくれました。こんな出会いはきっとこの世の旅路を終えたあとも永遠に続いていくのでしょうね。天上の国はきっと楽しいところ、そんな希望も湧いてきます。更にこのことが、信仰を持たずに逝ったそれぞれの両親との天上での再会に確信と安堵とを与えてくれます。イエスさま、ありがとうございます❣