【バッハのカンタータ147番】
通勤路の緑がどんどんと濃さと深みを増しています。お気に入りの緩いカーブで緑のトンネルに入るような感覚を覚えたり、登り坂の濃緑に眠気を覚まされながら通勤しています。
先週の火曜日の「古楽の楽しみ」はバッハのカンタータ147番からの抜粋でした。緑の中を走り抜けながら聞くこの合唱曲に「心と口と行いと生きざまをもって」というタイトルがつけられていること(まるでヤコブ書だわ!)、マリアがバプテスマのヨハネの母エリサベトを訪問した日を記念して演奏される曲であることなど、解説を通して知りました。(若いチェンバロ奏者のこの解説者はきっとクリスチャンなんだろうなと私は想像しています。)
このカンタータでは有名なあの「主よ、人の望みよ喜びよ」の旋律で歌詞の異なる合唱が2度演奏されます。どうしても最後まで聞きたくて結局教会の周辺を2周してしまいました。小雨に煙る最高の朝でした。