白内障手術体験談 ‐1
満月が2つ見えるのはかなり以前からであったが今夏、野球のナイトゲームを観戦した時グランドの選手が皆2人に見えた時にはさすがに心配になった。乱視の眼鏡を新調しないと…と思っていた矢先、帰宅途中のラジオ放送で驚くべきことを聞いた。物が二重に見えるのは白内障の症状なのだと。それに罹る可能性の高い年齢に達している 確かに。
受診の結果は予想と違わず。手術は12月11日と18日と決まった。クリスマス月ねえ…(嘆息)。ここまでが9月の話でここからが直近の話。
白内障の手術とは、端的に言えば生まれもっての水晶体をアクリル樹脂で出来ている人工のレンズに入れ替える作業である。長年の使用で濁ってしまった水晶体を超音波で砕きながら吸引して取り除き代わりに眼内レンズを入れて固定する。時間にして1回につき20分程度。この作業のためにまず水晶体を覆っている袋に切れ目を入れる。「チクっとした」と言う人もいれば「メスの先が迫って来るのが見えた」という人もいた。
因みに私はどちらでもなかった。眩しい白い光の中に小さな丸がいくつか見えていた。あぁ!この白さがイエスさまの山頂での変貌の輝き(服は真っ白に輝きこの世のどんな晒し職人の腕も及ばぬほど白くなった。マルコ9:3)なのね!と変に納得。覚えておこうと見つめ直したことであった。(続く)