主イエスさまを頌ぎ、新年のご挨拶申し上げます。この年もおひとりひとりにとって実りある一年となりますように。

非日常の年末年始を過ごされた方々も多かったことと思います。私はこの時期になると尊敬していた今は亡き老牧師の言葉を思い出します。当時は「特別伝道集会」が盛んに行われていました。新しい魂を獲得するのが主目的でしたが自教会の牧師と違う説教者の話は教会員にとっても楽しみなものでした。浮足立つ私たちに向かって「大御馳走は嬉しく楽しいものですが体を養うのは毎朝のごはん(ごはんとみそ汁のような変哲もない質素な食事)なのですよ。」と仰ったのです。特伝は物珍しくて感動もするだろうが信仰者を育てるのは日々の静聴であり主日の説教なのだよ、と。これを仰り得るほどの牧師先生であったわけですが、真に言い得て妙。毎年待降節から年末年始の非日常の時間を過ごしながら、自らを省みる時が与えられています。

昨年は何かにつけ「しんどい1年」でした。悪しきしんどさを宝に変えてくださるイエスさまに信頼して歩みたいです。