「フィールド・ツアーに参加して」
                                                M.I(伊川教会々員)   
 3月4日から7日まで、私は「沖縄から宣教を考える会」が行っているフィールド
ツアーに参加し、沖縄の過去と現在を学んできました。昨年に引き続き、2年続けて
の参加となりましたが、今年は今年でまた新たな学びを得ることができました。
 沖縄について学びを深めていく中で、毎回考えることは「キリストはどこにいたの
か、今はどこにいるのか」ということでした。日本の捨て石として使われた沖縄に、
今を生きる私は何をしていけばよいのか、考える機会も与えられました。
そのことについて、私がすべき道を示してくださったのが「善きサマリア人のたとえ」
でした。この聖書箇所については、岡田先生が全国小羊大会で講師としてお話なさる
際に選ばれたところ、とのことでした。
 「善きサマリア人のたとえ」の中には、暴漢に襲われた人に対して、遠くを通って
いくレビ人や祭司もいれば、近寄って介抱をするサマリア人もいた。2通りに分かれ
るのです。私はこのたとえを聞いた時に、暴漢に襲われた人が沖縄であると直感しま
した。地上戦が行われ、たくさんの命が失われた沖縄に、あなたはどうすると投げか
けられているのではないかと感じました。レビ人や祭司のように知らない人のふりを
していくのか、サマリア人のように近寄り手を差し伸べるのか。私はサマリア人のよ
うに近寄って行ける人になりたいと思いました。
 沖縄での出会いの中で、”おばあ”たちは私たちのことを「待っている」と言って
くれました。”おばあ”たちの気持ちに応えられるように、クリスチャンとしてサマ
リア人のように、これからも学び続けていきたいです。
 送り出していただき、ありがとうござました。