朝、窓を開けると冷たい風に乗って金木犀の花の香が部屋に流れ込んで来て、
思わず深呼吸・・・。秋から冬へ季節の移ろいを教えてくれる素敵な香りです。
金木犀の花の寿命は短くて1週間もすれば枯れて落ちてしまいますが、木の寿命
は長くて一般的には数十年から数百年。庭木として適切に管理をすれば数十年は
元気に育つと言われます。静岡県の三島大社には樹齢千二百年を超える木がある
とされ、日本最古クラスの個体として知られているそう。花の儚さと木の逞しさ
と、この好対照がいいですね。 木が数百年も長生きだと人が何世代にも亘って
管理をしていくことになるワケで…。生きた遺産、素敵な遺産ですよね