詩:リセットできていない朝も
昨日の重い心をゾロリと引き摺ったまま朝になった
変な夢の残りが頭の隅っこにあって寝覚めが悪い
思考も思いっきり否定的
そんな自分を無理やり車に押し込んで仕事場の教会へと向かう。
東の空は薄い桃色
やがて、熟れた柿の色をした太陽が昇ってくる。ふっと思った
今日も生きる…と
でもすぐに間違いに気づいた
今日も生きることを許されていることに
嬉しい、有り難い、と思った
私なら、一晩で昨日を過去へ追いやれない自分が、きっと許せない。
でも、私を創られた作者はおおらかな方
いつもと変わることなく柔らかな桃色の空の中に私を置いていて下さる
この方の作品にしていただけて、ほんと、よかった。