せっきょう・まえせつ2018.3.18

2018-03-19
「解放と投獄」
                           使徒言行録16章16-24節       
 幻によってマケドニアへの宣教を示されたパウロたち一行は、フィリピの町に入り
川岸の祈り場での伝道活動を開始しました。リディアという名の女商人がヨーロッパ
におけるバプテスマの初穂として与えられ、やがて彼女の家がフィリピの教会として
成長していくことになるのです。
 さて神さまは、分け隔てなく人の心をご覧になり、み心のままにお救いになります。
今朝のテキストには、占いの霊に支配されて苦しみながら、しかも霊による特殊な能
力を悪人に利用され搾取されていた女性(女奴隷と呼ばれていた)が登場します。
神さまによってこの女性に出会わされたパウロは、彼女の中の占いの霊を追い出しま
した。彼女は解放され健康を取り戻しましたが、パウロたちは、女性を利用して、儲
けを得ていた者たちの怒りを買う結果を招き、鞭打ちと投獄という不当な罰を受けな
ければならなくなってしまいます。
今朝のテキストは、この後のドラマチックな出来事を強調するいわば「枕」部分であ
り、出来事は小さいのですが、示唆されることは重大です。パウロとシラスが受けた
今回の迫害は、その理由が宗教上の問題ではなく金銭や富、経済上の問題という特殊
性をもっています。パウロの時代にもお金の誘惑に負けてお金や富を神と崇める偶像
礼拝が起っていました。ましてや現代は、諸悪の根源に富が横たわる拝金主義の時代。
その中でキリスト者が正しく主の道を歩み通すには、イエスさまのみ言葉に正しく聴
く以外ありません。パウロは「キリストによって強くされて」と言いました。私たち
もキリストに強くされて良き主の香りを放つ者とならせて頂きたいと願うものです。

 

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