せっきょう・まえせつ2017.1.28

2018-01-13
                     使徒言行録15章1~11節
 使徒言行録の山場である「エルサレム会議」の場面です。救いの条件として、割礼
と律法遵守を異邦人キリスト者に強要する、ファリサイ派からの改宗キリスト者 VS
救いはイエス・キリストを信じる信仰によってのみ、と主張するパウロやバルナバ。
この対立に決着をつけたのは、ペトロの証しであり、パウロたちの第一次伝道旅行の
果実でした。それは、神を敬う異邦人たちの上に聖霊が降ったという神さまご自身の
証しであったり、異邦人にも聖霊を与えて彼らを受け入れられた神さまの出来事であ
ったり、実は昔の預言者たちが、人を分け隔てなさらない神さまを語っていたという
旧約聖書の中の証拠であったり…、つまりは神さまの御旨そのものだったのです。
全会衆は「神さまのご真実」の前に心から納得し、双方は一致に至ります。そしてエ
ルサレム会議は「神に立ち返る異邦人を断じて悩ませてはならない」という結論を導
き出しました。この共同声明を機に異邦人伝道は一気に勢いづいていきます。
 人は「変わる」事ができます。でも簡単には変われないのも事実であることを私た
ちは知っています。聖書は、パウロの回心やペトロの変化、ファリサイ派からの改宗
者たちの自己解放や異邦人の改宗など、人の力や努力や知恵だけでは変わり得なかっ
た信仰における変化や脱皮を、聖霊が助けると証ししています。新しい神学や聖書解
釈に触れる時、どうしても心の内に抵抗が生まれます。大切に守り抜いてきたものが
揺らぐことに不安を覚えます。でも聖霊に委ねる勇気さえあれば「変われる」のです。
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